こんにちは。
P-Yoshi(ぴーよし)です。
このブログでは、釣りのちょっとニッチな部分の記事を書いていこうと
思います。
今回は、リールの、右ハンドルと、左ハンドルのどちらがいいか?
ズバリお答えします。
リールのハンドル、右巻きと左巻きってどっちがいいの?
簡単そうに見えて、実はとても奥が深いのが、リールを選ぶときに、右ハンドルと、
左ハンドルのどちらを選ぶか?です。
各メーカーともに、ほぼ全てのモデルで、右ハンドル、左ハンドルを販売しています。
スピニングリールは、簡単にハンドルを左右に切り替えることができるので、右ハンドル
モデル、左ハンドルモデルという区別はありません。
一方で、ベイトリールは、右と、左のハンドルの切り替えができないので、購入する
ときに、右ハンドルにするか、それとも、左ハンドルにするかを、しっかりと考えて、
決める必要があります。
このブログでは、この悩みを持っているアングラーの方のお役に立てる記事を書いて
います。
釣り歴約40年のワタシですら、右ハンドルがいいのか、それとも左ハンドルがいい
のかを、いまだに悩んでいます。
![](https://p-yoshi-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/名称未設定のデザイン-16.jpg)
悩んでいる方は、このブログを最後まで読んでください!
・リールの右ハンドルと、左ハンドルは、フィッシングスタイルで使い
分けることをおすすめします。
・ベイトリールは、ハンドルの右・左の切り替えができないので、購入する
ときに、どちらがいいかをしっかりを考えて、購入したほうがいいです。
少しだけ詳しく説明します。
まず、最初にわかって頂きたいのが、
・「右利きだから、リールは右ハンドル」
・「左利きだから、リールは左ハンドル」
という、単純なものではないということです。
もちろん、利き手でリール操作をするほうが、スムースですが、リールの右ハンドル
か、左ハンドルかを選ぶことは、実は単純なものではないということです。
右・左のどちらのハンドルにするかは、次のような考え方があります。
① 利き手のほうでハンドルを回したい。
(=利き手で違和感なくリール操作をする)
② 利き手のほうでロッドをもって細かなロッドアクションをつけたい。
この場合、利き手とは逆の手でリールを扱うことになる。
③ 大物とのファイトでは、力の強い利き手でグリグリとリールを巻きたい。
④ 大物とのファイトは、力の強い利き手でロッドを操作したい。
この場合、利き手とは逆の手でリールを扱うことになる。
⑤ 手元の動作の回数を増やしたいので、ハンドルを回す手と、ロッドを操作
する手は右・左別々にしておきたい。
このように、リールを右と、左のどちらで操作するか、いろんなスタイルがあります。
このブログを読まれているあなたは、どのスタイルでしょうか?
もちろん、決め手となるのはアングラーのフィッシングスタイルです。
実体験を含めて、少し詳しく説明しますので、リール選びの参考にしてみてください。
リールの右ハンドルと、左ハンドルは、自分のフィッシングスタイルに
あったものを選びましょう。
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=3Z0GK1+FUYPWY+374G+62MDD)
① 利き手でリール操作をしたい
これが、もっとも一般的なスタイルです。
右利きなので、右手でハンドルを回したい。キャスティングも利き手の右手で行う。
普通に考えればそうですよね。
このパターンのアングラーが最も多いと思います。
しかし、このスタイルは、右手でキャスティングした後、ロッドを左手に持ち
替えて、右手でリーリングすることになります。
利き手でキャスティングと、リール操作をすることとなります。
このスタイルはもっともオーソドックスなものですが、キャスティングからリーリング
までの、手元の動作として、右手でキャスティングした後に、ロッドを左手に持ち
かえて、右手でリール操作という作業がになります。
ロッドを持ちかえる動作が必要になります。
これは1日の釣行でキャスティングした回数だけ、このロッドを利き手の右手から、
左手に持ちかえるという作業が生じます。
利き手の右手でキャスティング
↓
ロッドを右手から左手に持ちかえる
↓
利き手の右手でリール操作(ロッド操作は利き手とは逆の左手)
このスタイルは、ロッドを持ちかえるという動作が必要になりますので、テンポの
速い釣り(例えば、ランガンスタイル)のアングラーには、手返しの良さがなく
なってしまい、おすすめできないと思います。
ボートでのジギングなどでも、巻いて・落として・巻いて・落としてを繰り返す
ときに、ロッドを持ちかえる動作があるので、釣りのテンポが少し遅くなって
しまいます。
![](https://p-yoshi-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/名称未設定のデザイン-12.jpg)
利き手で、キャスティングと、リール操作をする場合は、キャス
ティングのあとにロッドを利き手から、逆の手に持ちかえる必要が
あります。
![](https://www14.a8.net/0.gif?a8mat=3Z0GK1+FUYPWY+374G+6PRPD)
② 利き手でロッド操作をして細かなアクションをつけたい
利き手の右手で、ロッドで細かなアクションをつけたい場合、利き手ではない左手で
リール操作をする必要が出てきます。
どうしても利き手の右手でリーリングしたいとなれば、利き手ではない左手でロッド
アクションをつけることとなります。
1日の釣行で、利き手ではない手で、1日中細かなロッドアクションを行うのは、実際に
やってみるとかなり疲れます。
このスタイルでは、利き手である右手の使い方として、リールを巻くことに使うか、
ロッドアクションをつけるためにロッドを握るか、アングラーによって分かれてくると
思います。
細かなロッドアクションを必要とするときは、
・利き手=ロッド操作
・利き手と逆の手=リール操作
これが、おすすめです。
③ 大物とのファイトでは、力の強い利き手でグリグリとリールを巻きたい
かけたサカナとのファイトは、ロッドのパワーでサカナを手繰りよせることと、リール
をグリグリとの巻くこととなります。
大きいサカナであれば、ロッドで手繰り寄せるというよりは、リールのパワーでグリグリ
とラインを巻いていくというファイトになります。
この場合は、力のある利き手の右手は、リールを巻いたほうがいいです。
利き手の右手でリール操作、逆の手でロッド、というスタイルになります。
![](https://p-yoshi-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/名称未設定のデザイン-8.jpg)
大物狙いの時は、かけたサカナをリールのパワーでグイグイと巻き寄せる
ため、利き手でリール操作したほうがいいです。
④ ランガンのように手返しの良いフィッシングスタイル
手返しよく釣りをしたい場合は、右手と、左手をそれぞれ使い分けて、ロッドを持ちかえる
作業を減らしたほうがいいです。
利き手が右手の場合、ロッド操作は右手、リール操作は左手とすることで、手返しの良い
釣りができます。
バスフィッシングや、海のボートでのライトジギング、渓流のルアーフィッシングでは、
このパターンのアングラーが多いと思います。
![](https://p-yoshi-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/名称未設定のデザイン-9.jpg)
ランガンスタイルのアングラーは、手返しの良さを重視するために、
・利き手=ロッド操作
・利き手と逆の手=リール操作
これがおすすめです。
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=3Z0GK1+FUYPWY+374G+62ENL)
リールのハンドルの左右切り替え
リールにはスピニングリールとベイトリールがあります。
(このブログではこの2つのパターンのみで説明をさせて頂きます。)
リールの構造上、スピニングリールは簡単にハンドルを右巻き、左巻きに変えることが
できます。
実際30秒もあれば、ご自身で左右を変えることができます。
しかし、ベイトリールはハンドルの左右を変えることができません。
・スピニングリールは、簡単に、左右のハンドルを切り替えることが
できます。
・ベイトリールは、左右のハンドルの切り替えができないので、購入する
ときに左右のどちらのハンドルにするかを、よく考えて、決める必要が
あります。
スピニングリール
スピニングリールは、自分でハンドルを右から左、左から右にと、どちらにでも付け
替えることができます。
よって、スピニングリールを購入するときは、リーリングを左右のどちらかで行うか
を考える必要がありません。
釣行の最中にも、その時の釣り方でハンドルの左右を切り替えることができます。
実際にワタシも、釣りをしている最中に、ハンドルの左右を変えてしまうことが
あります。
具体的には、私の基本セッティングは、利き手の右手でロッドアクション、左手で
リーリングというフィッシングスタイルですが、リーリングでルアーアクションを
つけたいと思うときに、釣りの最中にリールのハンドルを左から右に変えることが
あります。
ボートジギングで、利き手の右手で高速でリーリングしたいなと思うときも、スピニング
リールのハンドルを左から右に変えることがあります。
スピニングリールは1つのリールでハンドル左右の切り替えが簡単にできるので
とても便利です。
![](https://p-yoshi-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/名称未設定のデザイン-11-1.jpg)
スピニングリールは、簡単にハンドルを左右に切り替えることができます。
ベイトリール
ベイトリールは、スピニングリールとは異なり、リールの構造上、ハンドルの左右を
変えることができません。
よってリールを購入するタイミングで、ハンドルの右・左のどちらにするかを決める
必要があります。
ベイトリールを購入するときに一番悩むところです。
ベイトリールもフィッシングスタイルによって右ハンドル、左ハンドルを使い分け
たいというときがあります。そういったアングラーは、複数のベイトリールタックル
を準備するときに、右ハンドル、左ハンドルの両方のタックルセッティングをする
パターンもあります。
リールは高価な買い物となります。買った後に後悔することだけは避けたいので、
釣具屋さんに行って、気になるリールをロッドに付けさせてもらって、右巻き、
左巻きを試してみたらいいと思います。私は必ずこうしています。
(新品、中古のリールどちらでも)
![](https://p-yoshi-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/名称未設定のデザイン-10-1.jpg)
ベイトリールは、ハンドルを左右に切り替えることができないので、
リールを購入するときに、右ハンドル、左ハンドルのどちらにするかを
よく考えて、決める必要があります。
利き手がリール、を進めているケースもある(村田基さん)
潮来釣具センターの店長さんで、シマノのフィールドテスターで、とても有名な
アングラーの村田基さんは、利き手でリーリング、反対の手でロッドをすすめられ
ています。
その理由はYoutubeなどで説明をされていますが、
・大物のサカナとファイトするときは、利き手のほうがリーリングする
パワーがある。
・サカナのアタリがあり、グイっと合わせた時に、リール位置が耳あたり
あるときに、その態勢でもおもいっきりリーリングできるのは利き手。
というのが、主な理由と説明されています。
実際、自分でも釣行したときに試しにやってみましたが、これはその通りでした。
村田基さんのYoutubeを見ていますと、管理釣り場のライトタックルなんかでは、
利き手の右手はロッドで、利き手とは逆の左手でリールを操作したりしていますので、
釣りのスタイルによって使い分けられています。
![](https://p-yoshi-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/名称未設定のデザイン-7-1.jpg)
まとめ
実際の私の経験を含めて、リールの右ハンドルと左ハンドルのどちらがいいかを説明
しましたが、結論としては、アングラーそれぞれのフィッシングスタイル、または、
その時々の釣りのパターンで、右ハンドルと、左ハンドルのどちらが良いかは変わって
きます。
このブログに書きましたように、スピニングリールはとても簡単に、ハンドルを左右
変えることができますので、悩む必要はありませんが、ベイトリールはハンドルを左右
変えることができないので、購入するときに右と、左のどちらのハンドルのリールを
購入するか、しっかりと悩んで、決める必要があります。
ベイトロットの購入を考えているとき、右ハンドルか、左ハンドルの、どちらにしようか
悩んだときには、釣具屋さんで、実際にロッドにリールをセットしてもらって、自分の
感覚を確かめてみてください。
一番大切なのは、自分のフィッシングスタイルあったロッドセッティング
にすることです。
試行錯誤しながら、自分に合ったスタイル、最も釣果が上がるスタイルを探して、
それに合ったタックルセッティングにしてみてください。
釣りに行って、サカナを釣るだけでなく、自分のスタイルに合ったタックル
セッティングを考えるのも、釣りの楽しみの一つです。
もっと、もっと、楽しい釣りができるよう、これからもアングラーみなさまの
お役に立てる、ちょっとニッチだけど、ちょっとおもしろい記事を書いていこうと
思います。
![](https://p-yoshi-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/見出しを追加.png)
おしまい。
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