【ベイトリールの購入する人は必見!】リールのギア比の違いを全て説明します。

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趣味・釣り
この記事は約22分で読めます。

こんにちは。
ぴーよし(P-Yoshi)です。


このブログでは、ベイトリールの購入を考えている方が悩む、”ギア比”
についての悩みを完全に解決します。




釣り歴40年のワタシ自身の実体験ベースですので、「どのベイトリールを買えばいいの?」
と、悩まれているアングラーの悩みを、完全に解決します。




すこしマニアックですが、ギア比の違いによる、1日釣行した場合のキャスティン
グ回数の違い、ようするにサカナのヒットチャンスの違いも説明していますので、
最後まで、読んでみてください。

ギア比の違いで、釣果が変わるなんて、あんまり考えないですよね。



◆おすすめブログ↓




ベイトリール選びの大事なポイント


これから釣りを始めたいと思っている人、釣りをしているけどベイトリールを買う
ときにどれがイイか? 選び方に悩んでいる人、多いですよね?

実はワタシも、リールを買うときには、いまだにどれを買うべきかと、アレコレと
悩んでいます。

このブログでは、キャスティング用のベイトリールの購入を考えている読者の方に
「どれがイイの?」

の悩み解決に参考して頂けます。


ベイトリールで最も大事な、ギア比と、ライン巻き取り長さにフォーカスした記事
にしています。


◆おすすめブログ↓




ギア比


リールを買うときに、まず悩むのはギア比です。
また、リール選びで一番大事なのもギア比です。



リールを購入するときは、まずはギア比をどのタイプにするかをしっかりと考え
ましょう。


わかっているようで、実はちゃんとわかっていないのがギア比の違いです。

ギア比とは、リールのハンドルを1回転させたときに、スプールが何回転
するかを表すものです。



ギア比が、『7.5:1』と表示されていれば、リールのハンドル1回転で、スプールが7.5回転
するということになります。


ようするに、ギア比が高いほうが、ハンドル1回転でのラインの巻き上げ長さが多くなり
ます。
一方で、ギア比が低ければ、ハンドル1回転でのライン巻き上げ長さが少なくなります。



ベイトリールのギア比は、ローギア、ノーマルギア、ハイギア(エキストラハイギア)
の3つに分けることができます。


3つタイプのギア比設定は、ざっくりこのようなイメージです。↓

◆ 一般的なギア比の設定 ◆
  ・ローギア      5.0~6.0:1  のギア比設定

  ノーマルギア    6.0~7.0:1  のギア比設定
  ・ハイギア       7.0:1以上   のギア比設定



リールの各メーカーとも、ローギア、ノーマルギア、ハイギアのギア比は、このような
設定になっています。

今では各メーカーともにエキストラハイギアもラインアップしていますが、このブログ
ではわかりやすく説明するために、エキストラハイギアはハイギアとくくって説明
します。

エキストラハイギアは、9.0:1以上のギア比設定のイメージになります。


糸巻量


糸巻量とは、ハンドル1回転でリールスプールに巻き取れるラインの長さ
です。



ラインのスペックや素材によって、ハンドル1回転あたりのラインの巻き取り長さ
は異なりますが各メーカーともにホームページ内の商品紹介には必ず糸巻量を
表示しています。


ハンドル1回転当たりのライン巻き取り量が多ければ、同じキャスティング飛距離で
あればラインの巻き取りスピードが速くなるので、『手返しのイイ』リールという
ことになります。


ランガンや速いテンポの釣りをされる方には大事なポイントになってきます。
もちろん、ハンドル1回転の糸巻量は、ギア比に大きく影響されますので、このブログで
しっかりとご説明します。



リールのハンドル1回転で巻き上がるラインの長さのイメージはだいたいこのような
感じです。↓


◆ ハンドル1回転あたりの、一般的なライン巻き取り長さ ◆
   ・ ローギア     ~60㎝
    ・ ノーマルギア   60~80㎝
    ・ ハイギア      80㎝~



リール1回転での巻き上げ長さは、ギア比だけではなく、スプール径、ラインの径・
種類などいろいろな要因が影響しますので、この数字は、あくまでもノーマルギア、
ローギア、ハイギアの巻き取り長さの簡単なイメージとしてください。


ギア比で何が違うの?


ベイトリールのギア比には、ローギア、ノーマルギア、ハイギア(エキストラハイ
ギア)があります。

それぞれを、もう少し詳しく説明します。


ギア比でリールを選ぶ


ベイトリールを購入しようと考えているとき、ギア比について悩んでしまいますが、
雑誌、ブログ、Youtubeのどれをみても、ノーマルギア、ローギア、ハイギアの、
どれもがおすすめのように説明されています。


もちろん、人それぞれの好みや、使い方によって、選ぶギア比は変わってきます



ここからは、ギア比ごとの、それぞれの特徴を、リール人気ブランドのシマノ、
ダイワ、アブガルシアの3社のキャスティング用ベイトリールのラインナップの
中から、同じカテゴリーのリールで比較をしてみました。

参考までに、ワタシはこれまでに、ノーマルギア、ローギア、ハイギアのリールを
使ってきましたが、自分の釣りスタイルにはハイギアがあっていますし、悩んで
いる方にオススメするのはハイギアです。




ローギア


◆ メリット ◆

『ギア比が低い=巻き上げのパワーが強い』、と言われます。
もちろん理論上は大正解です。

また、ローギアでリール1回転当たりの巻き上げ長さが少ない=ゆっくり巻ける、の
ほうが、リーリングのリズムが作りやすいとか、リーリング動作が安定するという
アングラーの方もいます。




◆ デメリット ◆

リール1回転当たりの巻き上げ長さが少なくなるので、「手返しの良さ」は感じられ
ません。

“投げて・巻いて”という、ランガンのようなスタイルを好まれる方からすれば、
リーリングスピードが落ちますし、早く巻きとろうと思うと、リールを巻く作業
そのものが早くなってしまい、リズムが取りにくいという人もいます。


ボートジギングのような釣りにも、あまり適さないと思います。


ハイギア(エキストラハイギア)


メリット ◆

ギア比が高い=リール1回転当たりの巻き上げ長さが多くなるので、手返しよく釣り
たいのであれば、ハイギアのリールが最適です。



デメリット ◆

ギア比が高くなるため、リールの巻き上げパワーがローギアと比較して落ちます。

大きな魚をかけて、リールのパワーででグイグイと巻き上げたいときに、パワー不足
を感じると言われます。

スタンダードギアや、ローギアから、ハイギアに切り替えた時に、ギア比が高い=リール
1回転当たりの巻き上げ長さが多くなるぶん、今までの感覚のままだと早くリーリング
することとなります。

ルアー操作の際に、リズムがつかみづらくなることがあります。


ローギアとハイギアのまとめ


◆ こんなフィッシングスタイルのアングラーにはローギアがオススメ!

 ✓大物狙いの釣りをしていて、かけたサカナとのファイトで、リールの

  パワーで、ラインを巻き取りたい。

 ✓リーリングスピードは、自分の手元の操作で変化をつけていくスタイル。



◆ こんなフィッシングスタイルのアングラーにはハイギアがオススメ!

 ✓「手返しの良い」スタイルでの釣りをする=ランガンスタイル。


 ✓基本的にルアーのリーリングは早めに巻きたいというスタイル。

  (ルアーアクションは早巻きがベースのアングラー)

 ✓ボートジギング、バスのジグ打ちなどは、ルアー回収が早いほう

  がいい
  


自分のフィッシングスタイルから、自分に合うベイトリールを選んでみましょう!




◆おすすめブログ。↓





ベイトリールを買うときにギア比はどう選べばいいの?


ベイトリールを買うときの悩みの「どのギア比のリールを買えばいいの?」のお悩み
答えます。↓

答えは一つ!
  『自分のフィッシングスタイルに合ったものを買う!』
                                               
                                 です。



これが、唯一であり、絶対的な答えです!


簡単な答えのようですが、まずは自分のフィッシングスタイルであったり、どういった
釣りをしたいかを考えてみましょう。





ギア比の選びをしっかりと考えてみる


手返しのイイ、テンポの速い釣りをしたいのであれば、フィッシングスタイルが、
「投げて・巻く!」が重要ですので、ハイギアのリールがいいと思います。

これを究極的にやるのであればエキストラハイギアを選んでもいいです。

またハイギアであれば、今までと同じリーリングスピード(ハンドルをスピード)が
同じ場合、より早くリーリングできることとなります。

ルアーフィッシングであれば、ルアーを早く動かしたい、場合もハイギアのほうが
有利です。



ヒットさせたサカナとのファイトで、リールの巻き上げにパワーが欲しい、ので
あればローギアが有利です。また、ルアーをスローに動かすことがベースにあり、
そのリズムでルアースピードをコントロールしたいというスタイルなのであれば、
ローギアがいいと思います。

ローギアの一番の機能は、巻き上げのパワーだと思います。


・自分のフィッシングスタイルがどういったものなのかを考えて
 みましょう!

・ローギアか、ハイギアかを決め切れない場合は、迷わずノーマル

 ギアを選んだほうがいです。

・これから釣りを始める、の方にもノーマルギアはおすすめです。

・どうしても、ローギアか、ハイギアかを決め切れないのであれば、
 ノーマルギアにしましょう!




ギア比選びを間違ったら?!?!


ベイトリールを買った後に、「あっちのほうがよかったな」と後悔したりすることが
あると思います

ギア比の違いでは、ハンドルの回転スピードによるルアーアクションや、ラインの
巻き取りスピードが明らかに変わるので、後悔があるかもしれません。

が、そんな後悔は絶対にありません!


それぞれのリールには、それぞれの良さと楽しみ方があります。

ワタシはこれまでに、ノーマルギア→ローギア→ハイギアの順番で使ってきました。
ワタシのフィッシングスタイルは、基本的にルアーアクションは早め、比較的な大きな
ルアーを使う、ですが、ローギアとハイギアの両方のリールを使って釣りを楽しんで
います。


むしろ、いつもローギアとハイギアのベイトリールを使うことで、その違いを楽しみ
ながら釣りをしています。


「こっちを買ってしまって間違った。あっちを買えばよかった。」の後悔は
 不要です。

どのタイプのギア比を選らんでも、それぞれの楽しみ方がありますし、長く
使えば愛着も出てきます。



◆おすすめブログ。↓





各メーカーのベイトリールのラインナップ


キャスティングベイトリールの人気メーカーである、シマノ、ダイワ、アブガルシア
の3社のリールを比べてみたいと思います。

各社のHPの情報(2024年時点)を参考にしたものとなります。

このブログでギア比を検証するベイトリールは、メーカー3社が“キャスティング用ベイト
リール”として販売しているリールとしています。





ハイエンドモデル


◆各社HPに掲載されているデータを比較しています◆|

価格の高いモデルです

シマノ アンタレス DC MD
ダイワ モアザン
アブガルシア ZENON



どれも素晴らしいリールです。

この3つのベイトリールの比較をしてみました。

メーカーシマノダイワアブガルシア
品名アンタレス DC MDモアザンZENON
モデルHGXG1000SH-TW1000XH-TWMG7
ギア比7.47.87.18.67.5
最大巻上長(ハンドル
1回転)
88cm93cm75cm91cm71cm
糸巻量ナイロン16lb=120mPE1.5号=200mPE1.5号=150m
スプール径38/2134/2430/22
価格84,100円56,800円46,800円

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

シマノ(SHIMANO) 23 アンタレスDC MD XG RIGHT 046024
価格:74,007円(税込、送料無料) (2024/2/6時点)




アンタレス DC MDはハイギアが7.4:1でエキストラハイギアが7.8:1の設定に
なっています。

モアザンは、ハイギアが7.1:1でエキストラハイギアが8.6:1の設定になっています。

アブガルシアのZENONはハイギアの設定が7.5:1になっています。

ギア比ごとの、リール1回転当たりのライン巻き上げ長さでは、アンタレスDCMDのXG
が7.8:1で93㎝の巻き上げ長さ。


一方で、モアザンは1000XT-TWが8.6:1で91㎝の巻き上げ長さ。


HPの情報では、同じライン(ライン径)での比較になっていないでの、同条件での
比較ではありませんが、アンタレスDCMDはスプール径が、モアザンよりも大きく
設計さているので、巻き上げ長さが大きくなっていると思われます。


このハイエンドモデルの比較では、アブガルシアのZENONはギア比が7.5:1のライン
ナップになっていて、リール1回転当たりのライン巻き上げ長は71㎝となっています。

ハイギアを使うメリットは、

「早く巻ける(リーリング)」
「リール1回転の巻きあげ長さが長い」


ですので、ギア比だけではなく、スプール径の設計も含めて、リール1回転当たりの
ライン巻き上げ長さがいくらなのか?をチェックすることが大切です。


スタンダードモデル


◆各社HPに掲載されているデータを比較しています◆


価格帯が30,000~40,000円のモデルです。

シマノ スコーピオン MD
ダイワ TATULA TW
アブガルシア REVO5 ROCKET


販売価格帯として、スタンダードモデルの3つを比べてみます。

メーカーシマノダイワアブガルシア
品名スコーピオン MDTATULA TW 300/400REVO5 ROCKET
モデル150HG150XG300300XH
ギア比7.48.56.38.110.1
最大巻上長(ハンドル
1回転)
79cm91cm85cm109cm112cm
糸巻量ナイロン16lb=100mナイロン20lb=185mナイロン16lb=115m
スプール径34/2543/26.535/22
価格39,000円39,500円38,000円


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

シマノ(SHIMANO) 21 スコーピオンMD 300XG 右巻き 043573
価格:31,760円(税込、送料別) (2024/2/6時点)




[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

アブガルシア(Abu Garcia) レボ5 ROCKET-L 左ハンドル 1565121
価格:33,439円(税込、送料無料) (2024/2/6時点)




驚きなのは、アブガルシアのREVO5 ROCKETのギア比が10.1:1とエキストラハイ
ギアの中でも、とくにギア比が高く設定されていることです。


ハンドル1回転当たりのライン巻き上げ長さも115㎝と、なんとハンドルを1回転まわす
だけで1m以上のラインを巻き取ることができます。


「手返しよく釣りたい」というニーズでリール選びをするのであれば、REVO5 ROCKET
はダントツだと思います。

スプール径が35/22の設計なので、糸巻量も多いです。ボートジギングには最適ですね。


スタンダードモデルの、シマノ・スコーピオンMDと、ダイワ・TATULA TWでは、
エキストラハイギアでは、スコーピオンMDがギア比8.5:1でリール1回転当たりの
ライン巻き上げ長さは91㎝。


TATULA TWはギア比8.1:1でリール1回転当たりのライン巻き上げ長さは109㎝と
なっています。

1回転当たりのライン巻き上げ長さでは、REVO5 ROCKET についで、TATULA TWも
1mを超える巻き上げ長さになっています。


「手返しよく釣りをしたい」
「キャスティング回数を増やしたい」

というスタイルの方には、TATULA TWも、おすすめのリールになります。





ローエンドモデル


◆各社HPに掲載されているデータを比較しています◆


各社の価格帯が安いカテゴリーのモデルです。

シマノ バスワンXT
ダイワ バス100
アブガルシア BLACKMAX


これから釣りを始められるかた、初めてベイトリールを購入する方にはおすすめと
なります。

メーカーシマノダイワアブガルシア
品名バスワンXTバス100BLACKMAX
モデル150100H
ギア比7.27.56.4
最大巻上長
(ハンドル1回転)
77cm75cm66cm
糸巻量ナイロン16lb=100mナイロン12lb=120mナイロン16lb=115m
スプール径34/2232/26(表示なし)
価格9,500円11,000円10,500円





3社とも、このローエンドモデルでは、ギア比はスタンダードギアのみのライン
ナップになっています。

リール1回転当たりのライン巻き上げ長さも70㎝前後になっています。オーソ
ドックスな設計になっています。

価格帯も1万円前後なので、これからベイトリールを使って釣りを始めるという
方には、使いやすい設計だと思います。

「初めてベイトリールを買ってみます」というかたは、まずはこのローエンドモデル
のリールからでもいいと思います。

はじめてベイトリールを購入する方は、ローエンドモデルのリールから
でもイイと思います。




リール選びに悩んだら


それでも、「購入するベイトリールが決まらない」という人にワタシなりのアドバイス
をさせて頂きます。こちらもワタシの実体験ですので、参考にしていただけると思います。

リール選びに悩んでいるご自身にあてはめてみてください。





予算


一番ネックになるのは予算ですよね。

お金に糸目をつけないのであれば、一番ハイグレードなベイトリールを購入したい
ところですが、ほとんどの場合はそうではないですよね。

自分の予算に見合った、各メーカーのリールを比較してみてください。

各メーカーともに、それぞれのモデルで、ローギア、ノーマルギア、ハイギアをライン
ナップしていますので、予算に見合ったいいリールが見つかると思います。


ローエンドモデルであれば、1万円ぐらい。
スタンダードモデルであれば3~4万円ぐらい。
ハイエンドモデルであれば5万円以上。




好きなブランド


みなさん、好きなブランドがありますよね!ワタシも何年も釣りをやっていますが、
その時々で好きなメーカーや、気になるメーカーが変わってきています。

釣りは趣味の世界ですし、1日釣りをすれば、何時間もリールを持っていますので、
好きなメーカーの、好きなブランドを選ぶこと、1日釣りに集中するためにも、
とても大事です。




ギア比


このブログで紹介した内容です。リール選びで最も大事なのはギア比です。
自分のフィッシングスタイルに合ったギア比のベイトリールを選んでください!

ギア比選びが、ベイトリール選びの一番大切なところです。


SNS情報を参考に


ブログ、Youtube、各メーカーのホームページ内の情報など、釣りに関する
SNSは情報にあふれています。こういった情報からリール選びをするのも
楽しいです。

SNSでは、その時々のはやりの情報もキャッチすることができます。


最初に買うべきベイトリールは?


「これから釣りを始める!」とか、
「ベイトリールを買うのが初めて!」という人は、

ここまで書いている内容がとても参考になると思いますが、それでも、ここまで、
このブログを読んでも、「決めきれない!」という人は、もう一度、次の条件を
自分にあてはめてください。

  • 予算に合ったものを選ぶ
  • 好きなメーカーのものを選ぶ
  • ノーマルギアのベイトリールを選ぶ

これで購入するベイトリールを決まりますね!
あなたの悩み解消です!!


「ローギアか、ハイギアのどちらか?」を悩んでいるのであれば、ワタシの経験
からハイギアのベイトリールをオススメします。

ハイギアのベイトリールのデメリットとされる巻き上げパワー不足の問題解決は、
その解決策を以下で説明します。



ローギア、ノーマルギア、ハイギアのキャスティング回数を計算


ちょっとだけマニアックな内容になるので、気になる方だけ読んでいただけ
ればと思います。

(時間が無い方は、読み飛ばしていただいて大丈夫です。)




ギア比の違いは、ハンドル1回転当たりのライン巻き取り量に関係します。

もちろん、スプール径やラインも影響しますが、ギア比の違い=ハンドル1回転
当たりのライン巻き取り量と考えてもらってもいいです。


そこで、ギア比ごとに、1日釣りをした場合の、キャスティング回数を簡単に計算を
してみました。

サカナのヒットのチャンスを多く作り出したいなら、多くの回数キャストして、
より多くサカナの前にルアーを通してやる必要があります。

そう考えれば、キャスト回数が多い=ヒットの確率が上がる、と考えることが
できます。




◆ この計算からわかること ◆

ローギア、ノーマルギア、ハイギアのリールを、同じ条件で1日使い続けた場合のキャス
ティング回数の違いを計算。


◆ 計算の条件 ◆

① 1回のキャスティングで30m投げる。
② ローギア、ノーマルギア、ハイギアのいずれのリールも、リールを回転
  させる(巻く)スピードが同じ。
③ 休みなくキャスティングし続ける


◆ 計算方法 ◆

a) キャストする距離(30m)÷それぞれのリールのハンドル1回転当たりのライン
 巻き上げ長さ
 = 30mを巻き取るために必要なハンドル回転数数

b) aの計算から出た、ローギア、ノーマルギア、ハイギアの30mを巻き取るために
 必要なハンドル回転数を最も回転数が多くなるローギアをベースに、比較する。

c) ローギアのリールで1分間に2回キャストする前提条件として、同じハンドル回転
 スピードの場合、ノーマルギア、ハイギアでは1分間に何回キャストできるかを計算。

d)cの計算から、ローギア、ノーマルギア、ハイギアそれぞれの1時間あたりに可能
 なキャスティング回数を計算し、検証する1日5時間の釣行では、3つのリールで
 どれだけのキャスト回数の違いがあるかを計算。

e) キャスト回数が多い=ルアーを魚の前に通す回数が増える=ヒット(ストライク)
 の可能性が増える。


◆ 計算 ◆

<前提条件>

  • 1回のキャスティングで30m投げる
  • ローギア、ノーマルギア、ハイギアともにリールのハンドル回転スピードは同じ
  • ローギアのリールで、1分間に3回キャストすることをベースにする
  • 休みなくキャストし続ける
  • ラインやスプール径といった条件はここでは考慮せず
  • ローギア、ノーマルギア、ハイギアの3タイプのギア比とハンドル1回転当たりの
    ライン巻き上げ長さは以下の条件とする


ギア比ハンドル1回転あたりの
ライン巻取り長
ローギア6.4 : 166cm
ノーマルギア7.4 : 179cm
ハイギア8.5 : 191cm



1回のキャスティングの距離を30mとして、ラインを巻き取るために必要なハンドル
の回転数を計算してみました。

①:1回のキャスティング距離の30mを巻き取るために必要なハンドル回転数
ローギア30m÷66㎝/回転=45回転
ノーマルギア30m÷79㎝/回転=38回転
ハイギア30m÷91㎝/回転=33回転


たった30mを巻き取るだけでも、ギア比の違いで、ハンドルの回転必要数がこんなにも
違うんですね。

ハイギアほうが、「疲れない」ということですね。

②:30mを巻き取るために必要なハンドル回転数をローギアと比較
ローギアとノーマルギアの比較約15%少なくなる
ローギアとハイギアの比較約30%少なくなる

(わかりやすくするために、比較値を約15%と約30%にまとめています)

こうして比べてみると、『手返しの良さ』がはっきりとわかります。




次の計算では、ローギアのリールで1分間に3回キャストすることを前提条件として、
同じ条件で、ノーマルギアと、ハイギアのベイトリールで、それぞれ1分間に何回キャスト
できるかを、計算してみました。

③:ローギアをベースとして、1分間に何回キャストできるかを計算
ローギア3回/分(計算ベースの値)
ノーマルギア3.5回/分ローギア3回/分×15%増
ハイギア3.9回/分ローギア3回/分×30%増

サカナからの多くのヒットチャンスを作り出すには、どれだけ多くの時間と、回数、
サカナの目の前にルアーを通してやるか、になりますので、キャスト回数が多い=サカナ
のヒットチャンスが多いという計算にしています。



次の計算では、実際の釣行で、1時間あたりと、5時間あたりに分けてのキャスティング
できる回数を比較してみました。

④:1時間釣りをした時のキャスティング回数の違い
ローギア180回3回/分×1時間
ノーマルギア210回3.5回/分×1時間
ハイギア234回3.9回/分×1時間



⑤:5時間釣りをした時のキャスティング回数の違い
ローギア900回3回/分×5時間
ノーマルギア1,050回3.5回/分×5時間
ハイギア1,170回3.9回/分×5時間



この計算は、とても単純な計算ですが、1日5時間の釣行の場合、ローギアとノーマル
ギアでは130回、ローギアとハイギアでは270回もキャスティングの回数が変わります。








リールに求める巻き上げパワー


ワタシのフィッシングスタイルを参考として紹介します。
(ここは是非とも読んでいただきたいです。)

釣り歴40年以上、ルアーフィッシングは約30年の経験でたどり着いた、私なりのスタイル
です。

参考にしてみてください。



アングラーは誰だって、大物を釣ることを夢見ています。
ワタシも、ノーフィッシュ覚悟で、いつも大物狙いの釣りを続けています。

このフィッシングスタイルのアングラーは、
大物をヒットさせ、ファイトしてちゃんと魚をキャッチする→そのためには、巻き上げ
パワーのあるローギアを選ぶという考え方になります。



このブログでご紹介をした、大物とファイトするためにローギアのベイトリールを
選ぶということは、デメリットとしてリーリングスピードが遅くなるので、その分、
キャスト回数が減ってしまい、サカナのヒットチャンスが減ることとなります。


ただでさえ、大物のヒットの確率は低いにもかかわらず、ローギアのリールを使う
ことで、1日のキャスティング回数が減ってしまうことは、何とか避けたいところです。

では、サカナのヒットチャンスを減らさないために、キャスト回数をキープするために、
ハイギアのリールを選ぶとします。

しかし、これでは大物のサカナのヒットさせた後のファイトで、魚を巻き上げるパワー
をどうやって補うか。。。



悩むところです。

ワタシの場合は、ロッドとラインでそれを補うセッティングにしています。サカナと
ファイトするための道具はリールだけではありません。


魚のアングラーをつなぐのは、リール、ロッド、ラインです。

ワタシは、比較的パワーのあるロッドと、太いラインを使って、リールのパワー不足

を補っています。

具体的には、1ランク上のパワーのあるロッドにして、ラインも1ランク上の太さの
ラインのセッティングにしています。


1回の釣行で、より多くの回数のキャスティングをしたので、ハイギアを選び、
大物がヒットした際のファイトのパワーは、ロッドとラインでカバーするギア
セッティングにしています。


ワタシはこのセッティングで、大物狙いに挑んでいます。

No Fishing !
No Life !!





このブログを最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。


もっと、もっと、楽しい釣りをしましょう!



では。

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